これはムクゲ木槿、ハイビスカスや芙蓉(フヨウ)の仲間で一日花だが、夏の間ずっと咲き続ける。 花の色は白、ピンク、赤などで、花径6~10センチくらいの5弁花である。 江戸時代に多くの品種が開発され、基本の一重のほかに、半八重や八重の品種がある。韓国では無窮花(ムグンファ)といい、国花になっている。 樹皮を乾燥したものを生薬で木槿皮(もくきんぴ)といい、水虫などに効く。 花を乾燥したものを生薬で木槿花(もくきんか)といい、胃腸炎などに効く。花言葉は、繊細美、信念、新しい美です。撮影:福智山ろく花公園
月別アーカイブ: 2015年9月
9月10日(木)ムクゲ
9月9日(水)タイガーグラス「新涼やここでやめよう登りきる」
9月8日(火)セロシア「鶏頭花厳選色の編み物か」
9月7日(月)ミソハギ「禊萩やぬすびと新たに身を清む」
これはミソハギ禊萩、属名の『Lythrum「リトルム」』は、ギリシャ語の「lythron(血)」という意で、血のような花色からといわれます。和名は水に浸したこの花の花穂でものを清めたとされ、仏さまに供える禊ぎの花なので「ミソハギ(禊萩)」、または溝など水辺に生える花から「ミゾハギ(溝萩)」ともいわれます。また催事などに用いられることが多いため、その関係の呼名が豊富で、旧歴のお盆のころ開花し、『盂蘭盆会「うらぼんえ」』に、墓前に供える花なので「ボンバナ(盆花)」、精霊祭りに欠かせない花から「ショウリョウバナ(精霊花)」、あるいは「ミズカケグサ(水掛草)」などがあります。花言葉は切ないほどの愛。撮影:福智山ろく花公園
9月6日(日)ヌスビトハギ「ぬすびとはぎ名を変えて欲し良き人へ」
これはヌスビトハギ盗人萩、名前の由来には幾つかの説があり、果実の形が「忍足」に似ていることから、盗人がはく忍足に似た実を付けるハギ(萩)と言う説や、荒地をこっそり歩いてきた盗人の服にこっそりと実を付けるという説や、気がついたら服に付いていて「こっそりと仕事をする」と言う説もある。まめ科 ヌスビトハギ属の多年草。学名は「Desmodium oxyphyllum」であるが、属名の「Desmodium(デスモディウム)は、ギリシャ語の「desmos(鎖)」と「eidos(構造)」が語源で、果実の途中がくびれて「鎖」状になっていることに由来している。種名の「oxyphyllum」は「鋭形の葉の」を意味している。花言葉は奪略愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園
9月5日(土)グロリオサ「飛び込んだ旅行広告もみじ色」
これはグロリオサ、グロリオサ(またはグロリオーサ)はアフリカから熱帯アジア原産の半つる性の球根植物で、日本には明治の末頃に輸入されました。属名の「グロリオサ(Gloriosa )」はラテン語の「gloriosus(光栄、立派)」に由来し、燃え立つようなこの花を形容したものによります。英名は、つるが巻きつきながら上に伸びるので『Climbing lily「クライミング リリー」(登るユリ)』、または『Glory lily「グローリー リリー」(栄光のユリ)』、あるいは燃え上がる炎のような花形から『Flame lily「フレイム リリー」(炎のユリ)』などと呼ばれます。ちなみにこの植物には茎や球根に毒があるので注意が必要です。花言葉は栄光・勇敢です。撮影:北九州市小倉北区
9月4日(金)コンロンカ「虫の音朝の濁流のまれたる」
これはコンロンカ、熱帯植物なので、日本の屋外で育てる場合、沖縄県以外では育てることが困難な植物です。でも室内で温かい室温で育てる環境であれば可能です。ハンカチの花は、コンロンカの別名です。しかし、ハンカチの木は、「ハンカチノキ」という別の植物を指します。コンロンカの属名は英語で表記するとMussaenda parvifloraです。Mussaendaがコンロンカ属を意味し、parvifloraは小さな花という意味を持っています。コンロンカの和名は、崑崙花(コンロンカ)です。コンロンカは、白色の萼片を雪に見立て、中国の崑崙山という山の名前から崑崙花(コンロンカ)という名前になりました。花言葉は神話です。撮影:北九州市小倉南区