3月31日(火)オキザリス

「外ピンクまだ療養のオキザリス」

これはオキザリス、秋から春に、小葉がハート形や線形をした葉の間からすらりと伸ばした花茎の先に、日が当たるとピンクや白、黄色などの5弁花を開き、曇りの日や夕方になると閉じます。花の名は、ギリシャ語のoxys(酸っぱい)で、葉や茎がシュウ酸を含み酸っぱいことから名づけられました。花言葉は、輝く心・喜び・あなたと過ごしたいです。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5399

3月30日(月)ツバキカンザクラ

「春遊桃色黄色色弾け」

これはツバキカンザクラ椿寒桜、カンザクラまたはカンヒザクラとシナミザクラの種間雑種と考えられています。カワヅザクラと同じように、まだ寒さが続く2月下旬から3月上旬ころ 花を咲かせる早咲きの桜です。花の色はやや濃いピンク色で花径は2~3cm、一節から密に花を咲かせるのが特徴で大変はなやかな雰囲気を漂わせます。最初に発見された原木が愛媛県松山市の伊予豆比古命神社、別名「椿宮」にあることから、この名前があります。またまだ雪が残る時期から 咲くことから、雪割り桜と呼ばれることもあるそうです。花言葉は優れた美人・精神美です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5246

3月29日(日)レンギョウ

「連翹や希望の朝の陽の光」

これはレンギョウ連翹、翹が鳥の尾羽を意味し、花序の様子から小鳥たちの黄色い尾羽を連想し、それが連なるという意味。また、いならぶ花に翹出(ぎょうしゅつ)するという意であり、連翹が飛びぬけて美しいことから付けられたともされます。別名は、レンギョウの枝を切ると、節以外は中が空(空の木)なのでレンギョウウツギ(連翹空木)とも呼ばれ、古名はイタチグサ(鼬草)です。英名は、春がくるたびに鮮やかな黄色い花を爆発させるように咲かせるのでゴールデン ベルズ(Golden bells)です。花言葉は、叶えられた希望・楽しい語らい・期待です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5309

3月28日(土)バイモ

「手術から目覚し朝は棕櫚の日か」

これはバイモ、ユリ科の多年草(球根)で、江戸時代に中国から渡来したといわれます。鱗茎(球根)が2枚の白い鱗片に分かれていて、2枚貝に似ていることから バイモ(貝母)の名前があります。花はうす緑色の釣鐘型で外側に緑色のスジが入っています。花びらの内側に紫色の網目があるので、アミガサユリ(網笠百合)とも呼ばれます。花が 終わるとすぐ枯れて、長い休眠状態に入ります。葉は細長いヒゲ状で、葉先がくるっと曲がってまわりのものにからみつきます。花言葉は、威厳・人を喜ばせる・努力です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5313

3月27日(金)ハクモクレン

「はくれんや我を忘れて立ち尽くす」

これはハクモクレン白木蓮、花名は、その花がハス(蓮)に似ていることからモクレン(木蓮)と名づけられました。モクレン科の落葉高木。10世紀以前に中国から渡来したといわれています。別名、ハクレン(白蓮)。3~4月ころ、芳香のあるしろい大きな花を、葉が展開する前に咲かせます。しばしば、単にモクレンと呼ばれますが、正確にはモクレン(木蓮)は 赤紫色の花をつける別種の花です。仲間の花ではありますが・・・・。一見したところ、コブシの花とよく似ていますが、コブシは花の下に小さな葉を1枚つけていることで、見分けることができます。花言葉は高潔な心・慈悲・崇高です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5260

3月26日(木)アネモネ

「アネモネやサンローランを着こなして」

これはアネモネ、花名は、ギリシア語のanemos(風)に由来します。春の最初のおだやかな風が吹き始める頃に花を咲かせるからといわれます。英語での別名もWindflower(風の花)といいます。ギリシャ神話では、西風の神・ゼフュロスに見そめられた、花の神・フローラの侍女「アネモネ」。嫉妬のあまりフローラは彼女を花に変えてしまった。春風がアネモネの花を優しくなでるのは、ゼフュロスが今でも彼女のことを愛しているからだ、という。紫のアネモネの花言葉は、あなたを信じて待つ・真実・君を愛すです。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5242

3月25日(水)ユキヤナギ

「雪柳乱舞で覆う福智山」

これはユキヤナギ雪柳、株元から多数の枝を出し、白い小さな花がいっぱいに咲く。 その花の様子が雪のように見え、また枝や葉の形が柳のような形に見えることからこの名がつけられた。花が散ると地面に小米(砕いた米)をまいたようになるので小米柳(コゴメヤナギ)とも呼ばれる。 古来は、この花が岩のあるところを好んで生えるので、岩柳(イワヤナギ)と呼ばれていたという。 また、中国では「噴雪花」と呼ばれている。花言葉は、愛らしさ・懸命・愛嬌です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5240

3月24日(火)シデコブシ

「しでこぶし枝で払って無事祈願」

れはシデコブシ四手辛夷、花の色は白ないし淡い紅色で、花径は7~12センチくらいある。 細長いリボン状の花びらを12~18枚外向きにつける。「生きている化石」とも言われる貴重な植物である。 環境省のレッドリスト(2007)では、準絶滅危惧に登録されている。 「四手」というのは「玉串や注連縄(しめなわ)などに下げる紙」のことで花の様子を見立てたものである。 別名を姫辛夷(ヒメコブシ)ともいう。花言葉は友愛・歓迎・友情です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5221

3月23日(月)ボケ

「木瓜の花呼ぶな花の名目の前で」

これはボケ木瓜、椿を小さくしたような形の花が、ごつごつした棘のある枝に凛と咲いています。実が瓜に似ていることから、木瓜(もけ)または木瓜(ぼっくわ) と呼ばれたものが「ぼけ」に転訛したと言われています。 学名はChaenomeles speciosa。Chaenomeles(カエノメレス)は、ギリシャ語のchaino(開ける)とmelon(リンゴ)が語源で意味は裂けたりんご。speciosaは美しい華やかの意味。「リンゴが開いたような美しい花」の意味です。原産国の中国では放春花です。まだ北風の冷たい頃から咲き始めるこの花を「春をいち早く告げる花」と名付けたのです。春と一緒にfortune(フォーチュン=幸運)も運んでくれそうな響きです。花言葉は先駆者・妖精の輝き。撮影:北九州市小倉北区IMG_5170

3月22日(日)スノーフレーク

「スノーフレーク息をぬき生き抜くや」

これはスノーフレーク、花弁の先に緑色の斑点が散っているのが特徴です。ほっそりした葉の間から花茎を伸ばし、その先端に2~8個の釣鐘状小さな白い花を下垂して咲かせます。見るからに清楚な感じのする花です。和名は、花がスズランのようで葉がスイセンに似ることからスズランズイセン(鈴蘭水仙)で、別名はオオマツユキソウ(大待雪草)といいます。また初夏にかけて花を咲かせるためナツユキノハナ(夏雪花)、あるいはオオナツユキソウ(大夏雪草)とも呼ばれます。花言葉は、純潔・汚れなき心です。撮影:北九州市小倉北区IMG_5211

3月21日(土)チンチョウゲ

「踊る香に歳一つ増え沈丁花」

春の香りといえば梅や桜、水仙などの花を連想することが多いですが、遠くまで漂う芳香力の強さでは、おそらく沈丁花が一番です。2月末~3月頃、外側は赤紫色、内側は白色の小花が1カ所に密集して咲きます。沈丁花の開花は、その姿を見るより先に匂いで知れるため、秋の金木犀と同様に春の到来を告げる香りとして人々の記憶にも刻まれてきました。秋の憂いや哀愁を感じさせる金木犀に対して、春宵に漂う沈丁花の香りは心躍るような瑞兆を感じさせる香りです。花言葉は栄光・不滅です。撮影:北九州市小倉北区IMG_5176

3月20日(金)ヒヤシンス

「紫や絶食の朝風信子」

これはヒヤシンス風信子、水栽培でおなじみの球根植物。じゅうぶんに発根するまで、冷暗所に置き、発芽してからは寒さに当てることが開花のコツ。名前は、ギリシャ神話の伝説にちなむ。スポーツ万能の美少年・ヒアキントスは、太陽神アポロンと円盤投げを楽しんでいた。それを嫉妬した風の神・ゼフュロスが、風を吹かせて、アポロンの投げた円盤をヒアキントスに激突させた。ヒアキントスの体から流れ出た血から、この花が生まれたとされる。花言葉は初恋のひたむきさ・スポーツです。撮影:北九州市小倉北区IMG_5187

3月19日(木)サクラ

「合格数開花予想で活字飛び」

気象情報会社ウェザーニューズは18日、今春の桜の開花予想を発表した。20日ごろから静岡市で開花が始まり、福岡市は23日ごろ、東京23区は25日ごろ、大阪市では26日ごろ、名古屋市で28日ごろと予想している。同社によると、13~15日の全国の桜約4600本のつぼみの様子や、各地の気象状況などを踏まえて予想した。3月前半に気温が平年より低かった影響でつぼみの成長が遅れており、開花は西日本では例年よりやや遅め、東日本では例年並みかやや遅めの見込みだという。3/19朝日新聞より。花言葉はあなたに微笑む・純潔です。撮影:北九州市小倉北区IMG_5133

3月18日(水)ナノハナ

「菜の花や闇を脱ぎ捨て光生き」

菜の花が咲くと、一気に春がきたという明るい気持ちになります。一面の菜の花は、希望を感じさせてくれ、新しい出発を応援してくれているようです。暖かくなってくるとじっとしていられなくなり、新しいことを始めてみようと決心する方も多いでしょう。心身ともに活動的になり、新しいものに挑戦するいい季節です。応援のメッセージを贈ってあげてはいかがでしょうか。 ”菜の花の花言葉に「活発」とあります。今のあなたにぴったりですね。これから先も、生き生きとしているあなたを見られるのを楽しみにしています。” 撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5077

3月17日(火)セリバオウレン

「春動く強歩で競歩記録新」

これはセリバオウレン、芹葉黄連は多年草で本州、四国の山地に生えます。花は直径1cmほど。萼片は5~7個、花弁は8~10個。雌雄異株。雄花は花弁状の萼片が5個、雄しべが多い。葯は白色。雌花は紫色を帯び、花弁状の萼片5個、へら状の花弁と雌しべはともに10個ほど。花期は3~4月。薬用植物で健胃(けんい)、整腸薬として消化不良や下痢止めに用います。苦味が強いのは黄色物質のベルビリンによるもので、粉末や煎じ薬として用います。粉末は一回量0.3~0.5グラムを1日3回食前に服用します。花言葉は揺れる心です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5098

3月16日(月)トサミズキ

「カルストや房胎動の土佐水木」

これはトサミズキ(土佐水木)、名前の由来は、土佐(高知県)の蛇紋岩地帯や石灰岩地帯に分布していることと、ミズキ(水木)は、樹液が多く春先に枝を切ると水が滴り落ちるほど水っぽい木を意味している。また、ミズキ(水木)の由来は、マンサク(満作)と同じで、同じ様に黄色い花を付けるので、豊年満作を意味するミタスキ(満木)と呼ばれていたようだが、ミタスキ(満木)が訛りミズキ(水木)となってしまったようだ。花言葉は清楚です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5046

3月15日(日)クロッカス

「地上跳ぶ大空の下クロッカス」

これはクロッカス、春の訪れを感じさせる花である。早春に濃い緑色の松葉のような葉が出て、その中心に4、5センチの小さな六弁花をつける。黄色、紫が多いが、白や斑入りもある。公園の花壇に群植されて一斉に咲いたところは、いかにも春が来た感じがする。また庭の片隅に二輪、三輪顔をのぞかせたところも可憐である。花言葉は、切望・青春の喜び・信頼です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5064

3月14日(土)ユキワリイチゲ

「水温む運ぶ流線かがやきて」

これはユキワリイチゲ雪割一華、雪割は早春植物を意味し、一華は一茎に一輪の花を咲かせるという意味です。 学名のkeiskeanaは、幕末から明治に活躍した医師で植物学者の伊藤圭介にちなんでいる。 圭介はオランダ商館のシーボルトのもとで植物学を学んだ。花の色は白く、淡い紫色を帯びている。 花びらは8枚から12枚くらいです。花言葉は、しあわせになるです。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5106

3月13日(金)ミモザ

「白衣診て半月板にミモザあり」

これはミモザ、毎年3月8日は、国際女性デーとされていますが、イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性が日頃の感謝の気持ちを込めて、妻や恋人、身近の女性にミモザの花を贈る習慣があります。なお、細かく刻んだり、裏ごしして粒状にしたゆで卵をふりかけるミモザサラダは、その姿がミモザの花のように見えることから名づけられました。花言葉は友情・真実の愛・秘やかな愛・豊かな感受性です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5088

3月12日(木)ワスレナグサ

「君色の勿忘草や前を向き」

これはワスレナグサ、小ぶりでかわいらしい花を咲かせる勿忘草。ひっそりとけなげにたたずむ姿は、愛おしさも感じられます。勿忘草の名前の由来は昔のドイツの伝説から。ドナウ川のほとりを若い騎士と恋人が歩いていました。すると、美しい花が流れてきたため騎士は恋人のためにその花を取ろうとして川に入ります。しかし、川の勢いが思ったよりも強く、もう助からないと思った騎士はその花を恋人のいる川岸に投げ、「私を忘れないで」と叫び川の流れにのみこまれてしましました。花言葉は、私を忘れないで・真実の恋・真実の愛です。撮影:北九州市小倉北区IMG_4989