12月29日(月)シトロン

「喜びと悲しみ並ぶ年末紙」

これはシトロン、ミカン科の常緑樹である。熱帯・亜熱帯では周年開花し、結実するという。果実は紡錘型で、果頂部に乳頭がある。果実は淡黄色で酸味が強い。市販の飲料水に用いられるクエン酸の語源は和名の枸櫞(クエン)から来ている。花言葉は美しいけれどいじわるな人・不機嫌な美人です。撮影:下関市園芸センターIMG_3319

12月27日(土)ダイダイ

「ちり鍋や果実の香り部屋包む」

これはダイダイ橙、実は最初は緑で、冬にだいだい色に変わるが実は落果しにくいために次の年の夏まで残ることがありまた緑色になる。また次の冬がきたら再度だいだい色になる。こうして、一つの木に新旧の実がなるところから代々の名がついた。代々栄えるという子孫繁栄の縁起樹で正月飾りに用いられるようになった。花言葉は誇り・寛容・泰平です。撮影:北九州市小倉北区IMG_3798

12月24日(水)ミツマタ

「師走来て朝刊軽きポストかな」

れはミツマタ三椏、名前は枝が3つに分かれるところからきている。 沈丁花(ジンチョウゲ)の仲間で花の形もよく似ている。 中国名は「黄瑞香」という。 俳句では「三椏の花」が春の季語である。花言葉は強靭・意外な思い・壮健・永遠の愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_3213

12月20日(土)レッドパウダーパフ

「ハンドバル響く隙間もクリスマス」

これはレッドパウダーパフ和名オオベニゴウカン大紅合歓、南米原産のネムの木に近い仲間です。学名のカリアンドラはカロス(美しい)とアンドロス(おしべ)からきており、花に見えるのは沢山のオシベが集まったものです。花言葉は高潔・澄んだ心です。撮影:下関市園芸センターIMG_3386

12月15日(月)フォックスフェイス

「選挙カー静かになりて年の暮れ」

これはフォックスフェイス、ユーモラスな形の実をキツネの顔に見立ててこの名前になった、和製英語なので、海外では通用しない。別名「キツネナス狐茄子」「ツノナス角茄子」など。実には毒性があり、食用にはならない。独特の形が印象的で、華道の花材などにもよく用いられる。花言葉は偽りの言葉です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_3520

12月12日(金)タバコソウ

「寒風に回れ右して取り戻る」

これはタバコソウ、美しいオレンジ色の萼の様子が火のついたタバコを思わせることからタバコソウ(煙草草)、別名はベニチョウジ(紅丁字)で、英名はcuphea(クフェア)、cigar plant(シガー プラント)。花言葉は自由気まま・立派・せつない思い・見事です。撮影:下関市園芸センターIMG_3348