7月11日(土)バラ

「三日月の美味しさ探し洞海湾」

これはバラ薔薇、インド北部で発見されたといわれるバラの香油は、香水として広く用いられていました。しかし、ローズオイルほどの時代でも極めて高価で、同じ重さで比較すると金の6倍以上もしたそうです。古代中国では使用できるのは支配層に限られており、フランスでも一般の人たちが使えたのは、結婚式の時ぐらいだったといわれています。19世紀の植物性の薬にはバラの成分を含んだものが多かったといわれています。病気の治癒に効果のある成分は、主に薬用バラの花びらに多く含まれていました。花言葉は永遠の愛です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6876

7月10日(金)スイレン

「睡蓮や友の絵手紙涼届く」

これはスイレン睡蓮、スイレン属スイレン科の多年生の水草です。10センチから数メートルの茎を伸ばし、水上に花と葉を浮かべます。花の色は桃や黄、紫や青など多彩です。スイレンは「睡蓮」と書き、「眠るハス」を意味します。陽射しが弱まると早々に花を閉じてしまう様子が、眠ってしまうように見えたところからこの名前が付きました。エジプトでは、ナイル川のそばにたくさん咲いていることから「ナイルの花嫁」と呼ばれ、 国花になっている。花言葉は清純な心・信頼・信仰です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6865

7月9日(木)アスチルベ

「小暑にて唱歌を奏で追い払う」

これはアスチルベ、アメリカや東アジア原産の多年草で、14種あります。アスチルベの葉は切れ込みがり、茎の下部に羽状の複葉が広がり上部にはほとんどありません。花色は赤やピンク・白・藤・暗褐色など多彩で、細くてかたい茎の先にのふわふわとした泡のような小花を密生させます。属名の「アスチルベ(Astilbe)」は、ギリシャ語の「a(欠く・無)」という否定の語と「stilbe(輝き)」からなり、花のひとつひとつが小さく地味で目立たないことから、または葉に艶が無いからとされます。花言葉は恋の訪れ・心のまま・控えめです。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6831

7月8日(水)ヒルガオ

「雨蛙世界遺産を決めジャンプ」

これはヒルガオ昼顔、花径5~6センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせる。 名前は昼間に花が開くことからきているが、場所によっては朝のうちから開花している。 夕方にはしぼんでしまう一日花である。葉は長さ10~15センチくらいの三角形をしており、先は丸みがあり、根元は左右両側に突き出る。 互い違いに生える。万葉集にも容花(かほばな)の名で登場する。 干して利尿薬とする。 なお、近縁種に西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)がある。花言葉は固い絆・愛しい愛情です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7623

7月7日(火)スモモの実

「李ある里山に立ち我少年」

これはスモモ李の実、中国原産。春、梅や桜に似た白い花が咲く。梅が終わってから桜が咲き出す寸前、という頃。くっきりした5弁花。実(み)は、プラム、ソルダムの名前でよく知られる、「スモモ」の実になる。サンタローザ、スタンレーという品種もある。干したものや、ジャムにもなる。実の酸味が強いことから「酢桃」になり、それが漢名の「李」の訓読みになった、とのこと。読み方は「すっぱい桃」→「すもも」の説あり。花言葉は幸福な日々・誠意・独立です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7613

7月6日(月)ユリ

「主と共に一人では無し百合の花」

これはユリ百合、ユリは茎が細く花が大きいため、自然に風に揺れる様子から「揺すり」と呼ばれ、それが変化して「ゆり」になったともいわれます。また、ユリはラテン語でlilium(リリウム)ということから、英語ではlily(リリー)、フランス語ではlis(リス)となりました。キリスト教では白いユリ(マドンナリリー)が聖母マリアに捧げられた花であることから純潔のシンボルとされます。花言葉は、陽気・愉快です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7664

7月5日(日)ハス

「蓮の花生まれ変わりてここにおる」

これはハス蓮、ハスの古名「はちす」は、ハスの花托(花床)が蜂の巣のように見えることに由来するといわれます。そのはちすがなまって変化したのが「はす」です。仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせるハスの姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされています。また、よい行いをした者は死後に極楽浄土に往生し、同じハスの花の上に身を託し生まれ変わるという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。花言葉は清らかな心・神聖です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7455

7月4日(土)ヤマユリ

「山に入り誘う芳香百合の花」

これはヤマユリ山百合、日本特産の球根植物で、東北~近畿地方かけて自生する球根類です。花は漏斗状で大きく、花びらの半分以上が強く反り返っています。白い6枚の花弁には黄色の筋と赤褐色の斑点が入り、雄しべの先の葯の朱色がアクセントとなって、花言葉どおり美しさと品格を備えています。属名の「リリウム(Lilium)」は古いケルト語の「li(白)」と「lium(花)」に由来します。名前のユリは、花と茎が揺れて動く様子から「ユリ(百合)」。和名の「ヤマユリ(山百合)」は文字どおり山中に生えていることによります。花言葉は荘厳です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7654

7月3日(金)アガパンサス

「元気だよ君のシャッター夏の色」

これはアガパンサス、属名の「アガパンサス(Agapanthus)」はギリシャ語の『agape「アガペ」(愛)』と『anthos「アントス」(花)』からなり、この花の愛らしさに由来します。和名は「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」ですが、クンシランの仲間ではなく、クンシラン(ヒガンバナ科)に似た草姿と花姿によります。英名は「African lily(アフリカン リリー)」、または「 African blue lily(アフリカン ブルー リリー)」です。花言葉は優しい気持ち・愛しい人・恋の訪れです。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_7517

7月2日(木)ダリア

「五月雨やランチフレンチ九工大」

これはダリア、ダリアの原産地はメキシコ(グアテマラ)の高原地帯と言われています。キク科ダリア属、春植え球根植物です。日本へは1841年(江戸時代後期)に渡来し天竺牡丹と呼ばれていました。ダリアは、花の色・形・大きさのすべてが豊富です。色は青や緑はありませんが、それ以外の色なら白から黒に近い色まであリます。また、大きさでは花径3㎝程度の小輪から、花径30㎝にもなる超巨大輪まであります。そして、花の型は実に多彩です。毎年多くの品種が作り出され、その数は3万種を超すといわれています。花言葉は忠実・清純な恋です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7396

7月1日(水)オカトラノオ

「岡虎尾往くべき道を示したる」

これはオカトラノオ岡虎の尾、サクラソウ科。北海道から九州まで、日本各地の日当たりのよい草原や山地に分布する多年草です。6~7月ころ、茎の先端に穂状の花序を作り、花序の根元から先の方に向かって、花が咲き上がっていきます。花色は白、花びらは5枚でオシベも5本、 メシベは中心に1本です。花序全体のなだらかな曲線も優美ですが、ひとつひとつの花も愛らしいものです。名前の由来は、長くのびて垂れ下がった花序を虎の尻尾にたとえたもの。 俗名として、「ネコノシッポ」と呼ぶ地方もあるそうです。花言葉は清純な恋・忠実です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_7424