3月11日(水)ユキワリソウ

「忘れない鎮魂四年雪割草」

これはユキワリソウ、雪割草とは雪がまだ残っている時期に、雪を割るようにして咲き出すのが名前の由来です。三角草(ミスミソウ)とも呼ばれていて、日本では本州の中部から西の山間地に多く生育します。葉の形が肝臓を連想させるのでヨーロッパでは肝臓の病気の治療に用いられ、現在でもにきび、気管支炎、痛風などの治療に用いられることがあるそうです。花言葉は、忍耐・期待・優雅・信頼です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5101

3月10日(火)キスイセン

「強風に腰を落として黄水仙」

これはキスイセン黄水仙、ギリシャ神話で、ゼウスたち兄弟は、捕まえた巨人族をアイトナ火山の下に生き埋めにしたが、彼らが時々暴れたので、ハーデースが視察に回っていた。それを眺めていたアプロディーテーは、息子のエロースに命じ、彼の胸に恋の矢を打ち込ませ、ペルセポネーに恋をするように仕向けた。ハーデスはエンナの谷で友人たちと花摘みをしていたベルセポネーに夢中になり、彼女をさらって冥界に連れて行ってしまう。その時、ベルセポネーの手から零れ落ちた白い水仙が、黄色に変わり黄水仙になったと言われている。花言葉は 私のもとへ帰って・ 愛に応えて。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5071

3月9日(月)アシビ

「見つめられ紅くなる花馬酔木」

これはアシビ馬酔木、葉に有毒成分が含まれ、馬が食べると酔ったような状態になることから、この字が当てられたとされる。奈良公園の鹿も、この木の葉は食べないという。含有成分アセボトキシンは人間にも有毒で、足がしびれたようになることから、アシシビレ(足痺れ)がアセビになったとも。万葉集にも詠み込まれ、日本人とは縁の古い花。花言葉は二人で旅をしよう・清純な心です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5034

3月8日(日)コブシ

「甦る踊りし君と花辛夷」

これはコブシ辛夷、和名はつぼみが子供の握りこぶしのような形をしているところから、「コブシ(辛夷)」、あるいは秋に実るゴツゴツした果実がにぎりこぶしのようだからとの説もあります。この花が折り込まれた「北国の春」歌・千昌夫があります。花言葉は友情・自然の愛・友愛・信頼・愛らしさです。撮影:北九州市門司区IMG_5124

3月7日(土)ピンクネコヤナギ

「曇り空光集めて猫柳」

これはピンクネコヤナギ、春の訪れを告げる花の一つとしても知られている。湿気を好み、川辺の粘着質の土に自生していることが多く、水に浸かったところから根が生えて株を増やす。根が出たものを土に植えるだけで根付き、熱さにも寒さにも強い植物だが、乾燥には弱い。冬芽は赤く、硬い。開花は3~4月。花は穂のような形で咲き、白くてふわふわした毛に覆われて可愛らしい。「ネコヤナギ」という名前は、この花をネコの尻尾に見立てたものである。ピンク猫柳の花言葉は、努力が報われる・率直・自由・親切です。撮影:直方市福智山ろく花公園)IMG_5094

3月6日(金)モモノハナ

「笑み溢る桃花輝き足で手話」

これはモモノハナ、梅が終わる頃、サクラとともに咲き始めるモモの花、名の由来はたくさんの実がなることから百(もも)が果実の名前になったという説や実が赤いので燃実(もえみ)が転じたという説もあります。花言葉は私はあなたのとりこ・気立ての良さ・天下無敵です。撮影:北九州市小倉北区IMG_0868

3月5日(木)ナノハナ

「菜の花の買い物道をヤア!と飛ぶ」

これはナノハナ、花の名の由来は、菜の花の「菜」は食用である事を表していて、食用の花という意味でもあります。古くより食用・観賞用として愛でられて来ました。食用菜の花は、アブラナや西洋アブラナの花序や若芽を指しています。おひたしやからし和え、雛祭りなどではちらし寿司の具材に春らしさを彩るのに食卓に並びます。花言葉は快活・明るさ・小さな幸せ・豊かさ・快活な愛です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_4735

3月4日(水)ゼラニウム

「朝刊の祝うひな壇児ら並ぶ」

これはゼラニウム、属名のペラルゴニウムは、ギリシア語のpelargo(こうのとり)に由来します。花後の果実に突起があり、こうのとりのくちばしに似ていることから名づけられました。種類によって葉に独特なにおいがあり、一般的な園芸品種の多くは青臭いにおいを放ちます。ヨーロッパでは、このにおいを虫が嫌うので虫よけとして、また魔よけや厄よけの効果があるとされ、窓辺に置く花の定番になっています。花言葉は尊敬・信頼・真の友情です。撮影:北九州市小倉北区IMG_4983

3月3日(火)ジンチョウゲ

「沈丁やバックライトが香を照らす」

れはジンチョウゲ沈丁花、花名は香木の沈香(ジンコウ)やスパイスにも用いられる丁子(チョウジ/クローブ)のように、花の香りがたかいことに由来します。学名のDaphne(ダフネ)は、ギリシア神話の太陽神アポロンの求愛から逃れるために、自らの身を月桂樹に変えたダフネにちなみます。花言葉の不死・不滅・永遠は、ジンチョウゲが一年を通じて緑の葉をつける常緑植物であることにちなみます。撮影:北九州市小倉北区IMG_4973

3月2日(月)サクラ

「青春や蛍の光卒業歌」

思い出のつまった校舎、優しく見送ってくれた桜。友との別れ、希望に満ちた名曲…。卒業や旅立ちのスタンダードナンバーとともに収録。温かみのある木造校舎、天然記念物の桜を擁する学校など、素晴らしい景観をもつ学校ばかりを撮影。教室や廊下など校内のイメージとも相まって、思わず胸が熱くなる、懐かしさという癒しに満ちた新感覚の「さくら映像集」です。[DVD]卒業桜 さくら映像詩PRより:撮影:北九州市白野江植物公園IMG_4929

3月1日(日)ツバキ

「笠の中突き抜く光椿かな」

これはツバキ椿、日本や中国を原産とし、万葉の時代から日本人に愛されてきました。ヨーロッパに渡ったのは18世紀。東洋的で端正な美しさに「日本のバラ」という賛辞が捧げられます。19世紀には小デュマの原作小説に基づき書かれたオペラ「椿姫」にも主人公の女性を象徴する花として登場します。花言葉は控えめな素晴らしさ・気どらない優美さ・謙虚な美徳です。撮影:萩市笠山椿群生林IMG_4921