これはアジサイ紫陽花、 花の色がさまざまに変化していくので、七変化の別名があります。これは土壌のph濃度やアルミニウムイオンの量によって変化するものです。基本的には 土壌が酸性だと青い花、赤い花が咲く場合はアルカリ性が強いとされます。同じ株でも根によってアルミニウムイオンの吸収量が変わったりすると、青系と 赤系の咲き分けも起こったりします。もっとくわしく見てみます。つぼみのときは葉緑素の関係で淡い緑色。開花し始めるといったん白っぽくなって、それから徐々に水色または 薄紅色に縁から変化していきます。花言葉は謙虚です。撮影:北九州市若松区高塔山
これはスイセンノウ酔仙翁、花の名は、センノウ(仙翁)の仲間で赤い花を酔って赤くなった顔にたとえて名づけられました。赤い花をほろ酔いの仙人(仙翁)にたとえたともいわれています。センノウの名は、鎌倉時代の末から室町時代の初め頃に中国から渡来し、京都の嵯峨野の仙翁寺で花が咲いていたことからつけられたと伝えられています。茎や葉が白い細かな毛に覆われていて、それがフランネルの風合いに似ているので、フランネル草の名もあります。葉に触ってみると ビロードのような気持ちのいい手触りが感じられます。花言葉は私の恋は不変です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはハナショウブ花菖蒲、アヤメ科アヤメ(アイリス)属の夏緑性多年草です。草丈は40~120センチになり、扁平の線状葉が二列に互生します。花は色が非常に多彩で、花びらの形や咲き方などの違いを含めると数千種類もあります。ハナショウブは「花菖蒲」でその名の通り、「美しい花を咲かせる菖蒲」という意味です。花言葉はやさしい心・あなたを信じます・うれしい知らせです。撮影:北九州市戸畑区夜宮公園
これはムラサキツユクサ紫露草、道路脇にこの花がひっそりと紫色の花を咲かせている様子を目にすると、梅雨の季節がやって来たのだと感じます。ほとんど雑草化しているほど身近な花ですが、都市化が進み、最近では見かけなくなったのが残念です。紫系の色の他に、ピンクや白色の花色を持つ大輪のオオムラサキツユクサなどもあります。花の名は、紫色の花がツユクサ(露草)に似ていることからつけられ、ツユクサは朝咲いて午後に花を閉じるはかない命を、朝日に消えてしまう朝露にたとえて名づけられました。花言葉は尊敬しています。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはカンパニュラ、北半球温帯から亜熱帯原産の多年草で、日本に入ってきたのは明治のはじめ頃です。カンパニュラの仲間はとても多く、草丈が人の背丈ほどある直立茎をもつ高性種や、10㎝前後の半つる状の矮性種のものまで250品種ほどあるといわれ、釣鐘状や星形に開いたカップ状の花を咲かせます。花の名は、学名のCampanula mediumで、属名がラテン語のcampana(鐘)とラテン語系の指小辞 -ulaで、花の形が小さい鐘に似ていることから名づけられました。別名のツリガネソウとフウリンソウは、花の形が釣鐘や風鈴に似ていることからつけられています。花言葉は、幸せに感謝です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはゲンペイシモツケ源平下野(繍線菊)、花赤と白が混ざり合って咲くので「ゲンペイ」、下野国(しもつけのくに、栃木県)にたくさん自生していて、最初に発見されたことから名づけられました。花の咲き方が霜の降りた様子に似ているところからつけられたともいわれています。中国の韓の繍線は、捕らえられた父親を助けるため敵地に行くと、既に病死していたので、父親の墓のかたわらに咲いていた花を1枝持ち帰りました。毎年花が咲き、人々は親孝行で可憐な少女の名をとって、繍線菊と呼んだそうです。花言葉は整然とした愛。撮影:北九州市白野江植物公園
これはキショウブ黄菖蒲、ヨーロッパ原産のアヤメ科の帰化植物です。明治時代に日本へ渡来し栽培が盛んになりました。現在では完全に野生化し、5月から6月ごろに水辺や湿地などで多く見られます。花はとても綺麗ですが、現在では旺盛な繁殖力で河川などへの拡散が問題となっており、環境省により「要注意外来種」に指定されています。ですので栽培はしない方がよいです。花言葉は幸せをつかむ・信じる者の幸福です。撮影:北九州市白野江植物公園
これはスモークツリー、花の名は、英名のスモークツリー(smoke tree)からで、雌花の花柄が糸状に伸びて煙が上がっているように見えることから名づけられました。スモークツリーは雌雄異株の落葉樹で、雄木の雄花は花序が短くて綿毛のようにならないそうですが、雌雄の区別は花が咲かないとわからないそうです。鉢植えのスモークツリーは小さいなりにピンクの煙を出し、ご近所のブロック塀や生垣から白やピンクの煙がくすぶり、植物園でも大きな木をおおいつくすように煙をモクモク出します。花言葉は、はかない青春・煙に巻くです。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはホタルブクロ蛍袋、中国や日本全国の山野や丘陵に自生する多年草です。楕円形の葉は互生して直立した茎とともに粗毛があり、春に花茎を長く伸ばして蛍の飛び交う時期に花を咲かせます。蛍袋は、昔子どもたちが蛍を捕まえてこの花に入れて遊んだことによるという説と、提灯の古い言葉「火垂(花の形が提灯に似るため)」が語源となっているという説があります。別名は、「チョウチンバナ(提灯花、提灯草)、またはアンドンバナ(行灯花)」、あるいは釣鐘形の花から「ツリガネソウ(釣鐘草)」ばれます。花言葉は感謝の気持ちです。撮影:北九州市白野江植物公園
これはトリトマ、長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。 花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。 蕾のうちは紅色で咲き進むと黄色になるので、上部が紅色、下部が黄色に見える。イギリスで改良が進み、英名は「トーチ・リリー」。花穂を「トーチ」(たいまつ)に見立てたもの。和名は「赤熊百合(しゃぐまゆり)」。 花穂を、帽子や旗につける房飾り「赤熊」にみたててつけられた。花言葉はお互いに惹かれあう・恋する胸の痛みです。撮影:北九州市白野江植物公園
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