これはアジサイ紫陽花、鎖国時代の長崎に来日したドイツ人医師シーボルトが国外追放となった時(シーボルト事件/1828年)、紫陽花を祖国に持ち帰り「オタクサ」と命名しました。この名前は、国外追放・再渡航禁止処分を受けたシーボルトが、彼が愛した日本人女性・楠本滝(くすもとたき/お滝さん)を想ってつけたものと言われ、ここから「辛抱強い愛情」という花言葉が生まれました。あじさいは装飾花なので開花期間が長く、しとしとと降る雨の中、じっと耐え忍ぶように咲いている姿からこの花言葉がつけられました。撮影:北九州市白野江植物公園