これはビャクブ百部、利休草とも呼ばれます。ビャクブ科の多年草です。中国が原産で、わが国には江戸時代に薬用として渡来しました。6~8月ころ4弁で緑色の目立たない花を咲かせます。ただし、花柄の下部が葉の主脈と合生するので、葉の真ん中から花柄が伸びているように見え、 ちょっと珍しい花姿をしています。茎の上方がツル性になり他の植物に巻きつき、最大2mほどになります。根茎を陰干ししたものは漢方薬で百部根(びゃくぶこん)と呼ばれ、鎮咳・駆虫などに利用されます。花言葉は奥ゆかしさです。撮影:直方市福智山ろく花公園