これはホタルブクロ蛍袋、中国や日本全国の山野や丘陵に自生する多年草です。楕円形の葉は互生して直立した茎とともに粗毛があり、春に花茎を長く伸ばして蛍の飛び交う時期に花を咲かせます。蛍袋は、昔子どもたちが蛍を捕まえてこの花に入れて遊んだことによるという説と、提灯の古い言葉「火垂(花の形が提灯に似るため)」が語源となっているという説があります。別名は、「チョウチンバナ(提灯花、提灯草)、またはアンドンバナ(行灯花)」、あるいは釣鐘形の花から「ツリガネソウ(釣鐘草)」ばれます。花言葉は感謝の気持ちです。撮影:北九州市白野江植物公園