これはジャスミン、和名茉莉花まつりか。普通、ジャスミンといえば「ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)」を指します。香りの王はジャスミン、香りの女王はバラといわれるように、ハゴロモジャスミンにも素晴らしい芳香があります。属名の「ジャスミナム(Jasminum)」はマツリカのアラビア名「yasmin(ヤースミーン、ヤスミン)」にちなみます。インドでは結婚式にこの花で花輪を作り、自分を飾るのだとされ、また恋人から贈られたジャスミンの花を髪に編み込んで変わらぬ愛の証しとし、この花を「愛の花」と呼ぶそうです。花言葉は、優雅・誘惑・官能的な愛です。撮影:北九州市小倉北区
これはヤマツツジ、ツツジ科の半落葉低木。高さ1~3メートル。葉は枝先に集まってつき、楕円形で長さ2~4センチメートル、先はややとがり、両面に伏した褐色の毛がある。夏秋葉は狭倒卵形で小さく、冬を越す。4~5月、枝先に朱赤色または紅紫色の花を開く。花冠は漏斗(ろうと)形で5中裂し、径4~5センチメートル。萼片(がくへん)は5枚、楕円形で小さい。雄しべは5本。果(さくか)は円錐(えんすい)形で褐色の剛毛がある。丘陵や山地の日当りのよい、やや乾燥した斜面に普通に生え、北海道から九州に分布する。花言葉は燃ゆる想いです。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはボタン牡丹、ボタン科ボタン属であるボタンとシャクヤク(芍薬)の花はよく似ています。ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草本です。やや小ぶりで端麗・若々しい印象をあたえるシャクヤクに対して、ボタンには重厚で凛々しい雰囲気があります。女性の美しさを形容する言葉として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があります。これは、シャクヤクが長い茎の先端に花をつけるのに対して、ボタンは葉の上に座っているかのように咲くことにちなみます。花言葉は風格・富貴・恥じらいです。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはポリジ、青い星型の花が印象的なボリジ、その名はラテン語の「borra(剛毛の意味)」からと言われています。ボリジの茎葉はその名の通り、ゴワゴワした毛に覆われています。一方可愛らしい花のほうは、その昔聖母マリアの青い衣を描く際に使われたことから「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。ポリジは副腎に働きかける作用があり、民間薬として強壮、強心、血液浄化などに用いられていました。古代ギリシャ時代には、憂鬱な気持ちを吹き飛ばし勇気を与えてくれる薬として、兵士達の出陣前にはボリジを浮かべたワインを飲んでいたとか。ボリジは勇気のシンボルだったようです。花言葉は勇気。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはニセアカシア、別名を針槐(ハリエンジュ)ともいう。 材は腐りにくく、枕木や木釘、木炭、船材などに利用されてきた。 当初はアカシアの名で流通していたが、ネムノキ科アカシア属の樹木も輸入されるようになり、これと区別するために贋アカシア(ニセアカシア)と呼ぶようになった。 このような経緯から、「アカシヤの雨がやむとき」を始めとして多くの歌に詠まれるアカシアは贋アカシアをさしており、俳句の季語も同様である。 花は天ぷらにも利用されているという。 また、新芽はお浸しやゴマ和えにして食べる。花言葉は秘密の恋。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはオオデマリ大手毬、スイカズラ科の落葉低木。日本に自生するヤブデマリを母種とする園芸品種です。5月ころ緑色ががった白い花を咲かせます。その花がたくさん集まり手毬のような丸い形になります。 その直径は10cmくらい、大きいものでは20cmにもなります。ひとつひとつの花はオシベ、メシベが退化した装飾花で、実をつけることはありません。ちなみに元になったヤブデマリの花は、 ガクアジサイのように、周辺が飾り花で中央には両性花があって結実します。花言葉は私は誓います。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはアザミ、花を折ろうとするとトゲが刺さって驚くことから、「驚きあきれる」を意味する古語「あざむ」が語源になったともいわれます。1263年にノルウェー軍がスコットランドに侵攻したときのこと。夜襲のため、足音を立てないよう裸足になっていたノルウェー兵が、暗闇でアザミのトゲを踏みつけ、思わず叫び声をあげてしまい、その声を聞いたスコットランド軍が敵を追い払ったといわれます。それ以来、アザミはスコットランドの標章と国花になったといわれます。花言葉は独立・厳格です。撮影:直方市頓野
これはクレマチス、ギリシア語の「klema(つる)」に由来します。花が大きく観賞価値の高い品種の総称になります。日本ではテッセン(鉄線)やカザグルマ(風車)の名前でおなじみですが、クレマチス全般を指す和名ではありません。中国原産のテッセンは花びらのように変化した萼(がく)が通常6枚、日本原産のカザグルマ(風車)は通常8枚になります。なお、英語では「旅人の楽しみ(Traveller’s joy)」、イタリア語では「ごま塩ひげ」、フランス語では「乞食草」といった呼び名もあります。花言葉は精神的な美しさ・旅人の喜び。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはギンリョウソウ銀竜草、複数の花茎をまとまって地上に出し、20cmほどの高さになります。 花茎の先端に一輪の円筒形の花を、横向きからややうつむき加減で咲かせます。花全体にわたって透明感のある白色で、ちょっと幻想的な花姿で、見ようによっては異様な感じです。この花は葉緑体を持たず、 光合成をする能力がありません。落ち葉の積もった森に根をはり、根に有機物を分解する菌類が共生して、栄養分をこの菌類を経由して得ることにより 生活しているのです。全体の姿を龍に見立て、色が白銀色であることが名前の由来です。花言葉はそっと見守る。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはケシ芥子、ヨーロッパでは昔、この花を煎じてうがい薬にしたり、また砂糖を加えてシロップを作り咳薬にしたと言われます。ケシはインドの国花とか。なお、第1次世界大戦に倒れた兵士の冥福を祈るために、毎年11月11日(平和条約調印の日)にイギリスではケシの花を無名兵士の墓碑に捧げる地方があります。また、この花をこの日には胸につけて歩く習慣を残している地方もあります。 花言葉は慰め・感謝・思いやりです。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはナンジャモンジャ/ヒトツバタゴ、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。 徳川光圀(みつくに)が時の将軍に「あの木は何という木か」とたずねられ、その返事に窮してとっさに「なんじゃもんじゃ!」であると答えたと言われています。4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようです。 満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。花言葉は清廉です。撮影:直方市福智山ろく花公園
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