これはギンリョウソウ銀竜草、複数の花茎をまとまって地上に出し、20cmほどの高さになります。 花茎の先端に一輪の円筒形の花を、横向きからややうつむき加減で咲かせます。花全体にわたって透明感のある白色で、ちょっと幻想的な花姿で、見ようによっては異様な感じです。この花は葉緑体を持たず、 光合成をする能力がありません。落ち葉の積もった森に根をはり、根に有機物を分解する菌類が共生して、栄養分をこの菌類を経由して得ることにより 生活しているのです。全体の姿を龍に見立て、色が白銀色であることが名前の由来です。花言葉はそっと見守る。撮影:直方市福智山ろく花公園