5月24日(日)エゴノキ

「えごの花下向き過ぎる幼子か」

これはエゴノキ、晩春から初夏にかけて、小枝の葉のわきから伸ばした長い柄の先に、釣り鐘形の白い花がぶらさがって枝いっぱいに咲き、花が終わると緑白色のかわいい実が枝に垂れます。エゴノキは虫や動物の食害から身を守るエゴサポニンを実に含み、かつては川に流して魚をとったり、石鹸の代わりに洗濯に用いたりしたそうです。エゴノキの花が恥ずかしそうにうつむいて咲くのは、花粉を効率よく運んでくれるハチを選び、怠け者で脚力の弱いハナアブやハエが花にとまれないようにしているのだそうです。花言葉は壮大です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_6695