これはニセアカシア、別名を針槐(ハリエンジュ)ともいう。 材は腐りにくく、枕木や木釘、木炭、船材などに利用されてきた。 当初はアカシアの名で流通していたが、ネムノキ科アカシア属の樹木も輸入されるようになり、これと区別するために贋アカシア(ニセアカシア)と呼ぶようになった。 このような経緯から、「アカシヤの雨がやむとき」を始めとして多くの歌に詠まれるアカシアは贋アカシアをさしており、俳句の季語も同様である。 花は天ぷらにも利用されているという。 また、新芽はお浸しやゴマ和えにして食べる。花言葉は秘密の恋。撮影:直方市福智山ろく花公園