これはモミジ黄葉、晩秋、野山を彩る紅葉(もみじ)は、雪月花、時鳥(ほととぎす)とともに五箇の景物と称され、和歌、文芸、芸術の中で重んじられてきた。紅葉は日本人の愛でる自然美の代表的なものである。楓(かえで)など赤くなるものは“紅葉”、銀杏(いちょう)など黄色くなるものは“黄葉”と書き、ともに「もみじ」と読む。日照時間の長い夏、樹木の葉は光合成を行うためのクロロフィル(葉緑素)をたっぷり持っており、緑色に見える。しかし、秋も深まり日が短くなると、葉は光合成をやめるため、クロロフィルは分解されていく。すると、もともと葉の中にあった、カロテノイドと呼ばれる色素が目立ち始め、葉は黄色く色づく。これが「黄葉」である。(季語めぐり~俳句歳時記~より)撮影:福岡県田川郡添田町英彦山
これはモミジ紅葉、童謡「紅葉」作詞/高野辰之、作曲/岡野貞一。
1.秋の夕日に照る山もみじ 濃いもうすいも数ある中に
松をいろどるかえでやつたは 山のふもとのすそ模様
2.渓の流れに散り浮くもみじ 波にゆられて離れて寄って
赤や黄色の色さまざまに 水の上にも織るにしき
花言葉は、調和・約束・大切な思い出・保存です。撮影:福岡県田川郡添田町英彦山
これ はアメリカデイゴ亜米利加梯梧、花の名は、南アメリカ原 産で沖縄の県花のデイゴに似ていることから名づけられ、 デイゴは漢名の梯梧を音読みしたもので、由来は不明だそ うです。別名のカイコウズ(海紅豆)は、海外から来た赤 い豆の意味で、鹿児島県の県の木に選ばれ、関東以南の温 暖な地域に植えられています。花言葉は夢・活力・童心で す。撮影:長崎県壱岐市弁天崎公園
これはツワブキ石蕗、ツワブキは食べられる植物としても知られています。茎や根には薬効があると言われ、茎葉を乾燥させたものは消炎・腫れ物などに、葉や若い葉柄は食用として利用され、九州名産のつくだ煮「キャラブキ」はこのツワブキで作られています。属名の「ファルフジウム(Farfugium)」は、「farius(列)」と「 fugus(駆除)」という意で、フキタンポポの古名によるとされます。和名の「ツワブキ(石蕗)」は、フキに似た艶のある葉をもつことから「つや葉ブキ(艶葉蕗)」、これが転訛して「ツワブキ」。花言葉は、愛よ甦れ・謙譲・困難に負けないです。撮影:長崎県壱岐市左京鼻
これはサザンカ山茶花、その控えめで寂しげな風情は、日本人にとってはどこか郷愁を感じさせる花であり、童謡にも歌われて親しまれ、日本の園芸文化には欠かせない花木です。枝先に5~7弁の花を開き、自生種は白の一重咲きですが、園芸品種には白からピンク、濃赤、淡赤、ぼかし、八重、半八重、縁が紅色になるもの、香りのあるものもあり、バリエーションが豊富です。よくツバキと間違えられますが、サザンカの葉はギザギザとした小型で、新梢には毛があり、花弁は1枚1枚離れ、花にほのかな甘い香りがあります。またツバキは花がまるまる落ちるのに対し、サザンカは花びらがヒラヒラと舞い落ちます。花期もツバキは、カンツバキ以外は春先に咲きますが、サザンカは晩秋から冬にかけて咲きます。花言葉は、愛嬌・あなたは美しい・永遠の愛です。撮影:長崎県壱岐市岳ノ辻
これは ススキ薄、漢字では「芒」とも書き、これは中国での表記 である。「薄」のほうは和字(和製漢字)で、草が茂って いる様子を表している。日本でも全国的に分布していて馴 染みの深い草で、秋の七草の一つでもある。十五夜の月見 に飾る風習は全国で見られる。俳句の季語では秋であるが 、「末黒の薄(すぐろのすすき)」=焼野の薄は春の季語 、「青薄」は夏の季語、「枯薄」は冬の季語というように 一年を通じて登場する。花言葉は秋風に想いを乗せてです 。撮影:福岡県田川郡添田町英彦山鷹巣原高原
これはモミジ紅葉、「モミジ(紅葉)」の語源は、赤や黄の色をもみだすように色づくことから「もみず木」で、古くは秋に色づく様子を「もみづ、もみつ(紅葉つ、黄葉つ)」と呼び、それが転じて「もみじ」になったといわれます。「イロハカエデ(伊呂波楓)」とは蛙の手という意味で、葉の切れ目が七つに分かれ(実際は5~7裂)「いろはにほへと」と数えられるからだとされます。また万葉集には蛙の手に例えた「かへるで」という呼名が載っていますが、これが訛って「カエデ」になったともいわれます。花言葉は、調和・美しい変化・大切な思い出です。撮影:福岡県田川郡添田町英彦山
これはストレリチア極楽鳥花、南アフリカを中心に5種程度が分布する。花は鳥の頭のような形をしているものがある。また、葉が美しく観葉植物として栽培されるものがある。バード(オブ)パラダイス、とも言う。学名の「ストレリチア」は、植物愛好家であったジョージ3世の王妃シャーロットの旧姓に由来している。花言葉は、全てを手に入れる・輝かしい未来です。撮影:北九州市総合農事センター
これはバラ、アーサー・ホーランドさんの講演を聞きこの句を詠みました。彼の書籍より”人はときめく生きものである。「ときめき」とは喜びと期待で胸がドキドキすることをいう。それが夢となって、ときめく者を夢中にさせていく。夢を実現するには、志を持つことが不可欠といえる。その志を保ち続けるには、情熱と共に行動力が求められる。その目標に向かって一歩を踏み出さなければならない。限りない挑戦に限りなく挑めばいい。”白い薔薇の花言葉は心からの尊敬です。撮影:北九州市総合農事センター
これはバラ、秋薔薇は「あきそうび」と読む、「あきばら」では四音であるけれど「あきそうび」「あきのばら」と読むと五音となって扱いやすいのです。夏の薔薇よりも秋の薔薇は香りが強いと言われ、脆さを感じさせます。軍神アレスに心をひかれ、許されない恋は、我が子エロスが知ってしまうことになります。女神アフロディーテは夫ヘバイストスに知られるのを恐れ、沈黙の神に頼み込んでエロスの口を封じてしまいます。 このとき、女神アフロディーテがお礼として沈黙の神に贈ったのが、真っ赤な薔薇だったと言われています。花言葉は愛情・恋・美です。撮影:北九州市総合農事センター) # ばら # 薔薇 # バラ # 花 # 花言葉
これはモナラベンダー、プレクトランサス。花の名は、ギリシャ語のplectron(距)とanthos(花)の意味で、距(きょ)のある花の形から名づけられました。南アフリカ原産種から作られた園芸品種で、花茎の色と花色のコントラストが魅力的です。プレクトランサスは、昼の長さが短くなると花芽をつける短日植物だそうですが、モナ・ラベンダーは初夏から晩秋にかけて咲いていて、冬は室内で咲きます。ラベンダー色の優しい色あいのさわやかな花を見ていると、心が静まり落ち着きます。花言葉は許しあう恋・沈静です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはハマギク浜菊、茨城県から青森県にかけての太平洋岸の海辺に自生する野生菊の一種です。葉は肉厚で光沢がありますが、これは強い海風による水分の蒸発に適応したものです。すなわち、肉厚の葉に多くの水分を 蓄えると共に、ワックス様の表面の膜で蒸発を抑えています。学名をNipponanthemum nipponicumといいますが、学名のうちの属名(前半分)と種の名前(後ろ半分)の両方にニッポンが 入っていることからもわかるように、日本固有種で、古くから庭園の花としても人々に親しまれいます。花言葉は、逆境に立ち向かう・友愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはシロホトトギス白杜鵑草、花の名前は、花びらの白地にたくさんある赤紫色の斑点が、野鳥のホトトギスの胸の模様に似ている ことからつけられたものです。しかし、このシロホトトギスには斑点がまったくありません。「ホトトギス」の変種といわれているようです。属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味で、品種名の albescens は「白味を帯びた」という意味です。花言葉は永遠にあなたのもの。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはジニア百日草、Zinniaは、この花をメキシコからヨーロッパにはじめてもたらしたドイツ人医師で、植物学者のJohann.Gottfried.Zinnの名前にちなみます。和名は、初夏から秋にかけてずっと咲き続け、花期の長いことから「ヒャクニチソウ(百日草)」です。別名も同じ意から「チョウキュウソウ(長久草)」とも呼ばれます。英名は「Common zinnia」、あるいは『Youth and old age(若者と老人)』で、1個の花は2週間ほどで散りますが、新しい花が次から次へと咲き、長く楽しませてくれることから連想された名前です。花言葉は、遠い友を想う・いつまでも変わらぬ心です。撮影:下関市リフレッシュパーク豊浦
これはマリーゴールド孔雀草、属名の「ターゲテス、タゲテス(Tagetes)」は、エトルリアの美の女神である「ターゲス、タゲス(Tages)」の名前に由来します。種名には「聖母マリアの黄金の花」という意味があり、古い時代にこの植物が「marigold」と呼ばれ、聖母マリアを称えるための花だといわれていました。もともとは聖母マリアの祭日に咲いていたキンセンカに対する呼び名だったそうですが、いつの頃からかメキシコ原産のこの花を指すようになったとされます。花言葉は健康・信頼・友情です。(魅る魅るガーデニングより)撮影:下関市リフレッシュパーク豊浦
これはセンニチコウ千日紅、属名の「ゴンフレナ(Go mphrena)」は、ギリシャ語の「gomphren a(ケイトウの一種)」に因んだものとされます。和名は 、乾燥しても色が変わらず、百日花を咲かせるサルスベリ (百日紅)よりも長く咲く(実際は苞葉が色を保っている )ことから「センニチコウ(千日紅)」と名づけられまし た。別名はこの花姿から「センニチソウ(千日草)」、ま たは「ダンゴバナ(団子花)」、「センニチボウズ(千日 坊主)」と呼ばれます。英名は丸い葉鶏頭という意で、「 グローブ・アマランス(Globe amaranth )」です。花言葉は、変わらぬ愛情・永遠の恋です。撮影 :下関市リフレッシュパーク豊浦
こ れはコキア、こんもりとまとまった樹形が特徴の一年草で す。草丈は50~100cmほどに成長し、鮮やかな緑色 の葉を茂らせた後、秋に紅葉して枯れてしまいます。真夏 に花をたくさんつけますが、花びらがないためあまり目立 ちません。日本へは中国を経由してアジアから伝わり、9 00年頃の書物には栽培されていた記録が残っています。 「ほうき草」「帚木」という和名は、枯れた枝をホウキに 利用していたことにちなんでいます。また、学名の「sc oparia(スコーパリア)」も、ほうき状のという意 味です。花言葉はあなたに全てを打ち明けます。撮影:下 関市リフレッシュパーク豊浦
これはシュウメイギク秋明菊、キンポウゲ科の多年草、キクとは無縁の花です。8~10月ころ、茎先にピンク、白、淡い紅紫色の花をつけます。花の中央の球状のものはたくさんのメシベが集合したもので、そのまわりを多数のオシベが囲んでいます。花びらに見えるのはガク(萼)で、八重咲き種はガクとオシベが 花びら状に変化したものです。花は咲けども実はできず、地下茎で増えていきます。葉は株元に大きいものが集まりますが、花の近くは小さいものしかなく、花が引き立ちます。京都北山の貴船地方に多いことから、キブネギク(貴船菊)の別名があります。花言葉は忍耐です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはイネ稲、花の名は、いひね(飯根、飯米)の意味という説や、食糧の他に藁が畳や俵、牛馬の飼料や敷わらなど生活に結びついていたことから命根(いのちね)の意味という説などがあります。古事記で、倭建命(やまとたけるのみこと)がふるさと大和を偲んで歌った歌の、まほろばの「ほ」は稲穂の穂で、五穀の実るすばらしい所を指します。(倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山こもれる 倭しうるわし)弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」より。花言葉は神聖です。撮影:直方市永満寺
ホトトギス(杜鵑草、時鳥草)という名前は、花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の模様と似ていることからつけられました。鳥類のホトトギスは古来より「霊長」とされていたため、花もまた格調高い花として茶花や生け花に古くからよく用いられています。ユテンソウ(油点草)という別名は、若葉に油じみのような斑点が入ることからつけられました。また、学名の Tricyrtis treis は、ギリシャ語のtreis(3つ)とkyrtos(曲)で、「3枚の外花被」という花の基部が曲がっていることに由来しています。花言葉は永遠にあなたのものです。撮影:直方市福智山ろく花公園
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