これはヤエベニシダレ八重紅枝垂、空へと上に伸びようとするのが植物の大半。こんなに美しいのに、下に向かって、垂れ下がるように咲きます。 染井より少し遅く、八重もあり、白っぽいピンクから、濃い紅色まで、さまざまと個性に溢れてもいますが、ウキウキするような華やかさは、どれも同じ。 京都平安神宮内の群生が、有名です。花言葉は優美です。撮影:北九州市白野江植物公園
これはキバナセツブンソウ、芽生えのときに 2枚の子葉をだします。 総苞葉は柄がなく、大きく3裂し、さらに裂片が2~3裂します。葉はやや厚く表面には光沢があり、茎もセツブンソウより太く、全体にシッカリとした印象があります。黄色いガクが花弁状になり、普通6枚あって、花は上向きに咲きます。本来の花弁は黄色く小さな筒状になって蜜腺化しています。 袋果には果柄があり、セツブンソウが2~3個の結実であるのに対し、10個ほどが実ります。花言葉は気品・微笑み・光輝です。 撮影:直方市福智山ろく花公園
これはオキナグサ翁草、早春に細かく切れ込んだ羽状の葉が開くと、白い毛でおおわれた花茎を伸ばし、暗赤紫色の六弁花が数輪うつむき加減に咲いたあと、毛足の長い羽毛状のタネが固まってつきます。花の名は、花後にめしべが長く伸びてつくる白い毛のある実が老人(翁)の白髪にたとえられて名づけられました。オキナグサは花の盛りがすぎると、花茎を伸ばして上を向き、やがて花びらを落とし、めしべが伸びて実が見えるようになり、白い毛が風になびき、羽毛状になります。花言葉は、告げられぬ恋・何も求めない・清純な心です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはチューリップ、属名のチューリッパ(Tulipa)は、トルコ語のチュリパンtulipan(ターバン)が語源で、花形がターパン(頭に巻く布)に似ていることからつけられたものだとされます。これは1554年、初めてチューリップを見たオーストラリアの大使が通訳に花の名前を尋ねたとき、形がターバンに似ていると答えたのを、それが花の名前と勘違いしたことが始まりだとされています。花言葉は、思いやり・恋の宣言・博愛・名声・愛の告白です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはミツマタ三又、ジンチョウゲ科の落葉低木。中国が原産で室町時代のころ、日本に渡来したとされているようです。ただ、万葉集にもミツマタを詠んだとされる歌があり、 その辺は少し謎が残ります。コウゾやガンピとならぶ和紙の原料として有名です。とくにミツマタは1万円札の原料とか。名前の由来は、枝先が毎年3本に枝分かれしながら成長していくため。大変わかりやすいネーミングです。したがって、木の根元からの3分岐の数を 数えれば、基本的にはその木の樹齢がわかることになります。花言葉は強靭・壮健・意外な思い・永遠の愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはミツバツツジ三葉躑躅、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。 ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。花言葉は節制・抑制のきいた生活・平和・自制心です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これは白桃の花、モモは中国北部原産の落葉性小高木です。日本には、弥生時代の出土品の中から種子が見つかていることや、古事記や日本書紀の文献にもその名があることから、かなり古い時代に渡来したとされます。中国では邪気を払う魔力があるとされ、花桃の咲き乱れている不老長寿の理想郷「桃源郷」の伝説ともなっています。漢字の桃の字は木偏と兆ですが、兆は妊娠の兆しを意味し、日本でも3月3日に桃の花を飾るのは、女の子の健やかな成長を祈るとともに子孫を残すことを願っての飾りつけといわれます。花言葉は辛抱・忍耐・愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはキクザキイチゲ菊咲き一華、キンポウゲ科の多年草。低地から山地の明るい林に生える多年草です。別名、キクザキイチリンソウ(菊咲き一輪草)。3~5月ころ、茎先に1個の花をつけます。花径は3~4cm、花の色は白、淡い青、紫色といろいろ変異があります。 花弁に見えるのはすべて萼片で、10枚前後、花びらはありません。葉は野菜の春菊に似て、深い切れ込みがあります。春に花を咲かせ夏になると地上部は枯れて、後は地下で過ごす、いわゆる春植物スプリング・エフェメラルの一種です。花言葉は静かな瞳です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはフデリンドウ筆竜胆、リンドウ科の2年草。1年目はある程度成長した状態で越冬し、翌年花を咲かせ種子を作ります。乾いた日当たりにいい草原や山地を好んで生える花です。リンドウといえば一般には秋の花ですが、こちらは春に咲くリンドウです。4~5月ころ、5~10cmの花茎の先に漏斗状の青紫色の花をひとつから数輪咲かせます。他の植物の芽吹きにさきがけて花をつけ、それらが成長する ころには種子を周囲に飛ばして、子孫を残す作戦をとっています。フドリンドウもハルリンドウも花そのものはよく似ていて、花だけでは見分けるのが困難です。両者の大きな差はハルリンドウには根生葉があるのにフデリンドウにはないことです。花言葉は本当の愛・正義・誠実です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはベニスモモ紅李、バラ科の落葉小高木。ミロバランスモモと野生のスモモの交雑により生まれたといわれます。3月下旬から4月ころ、サクラに似たピンク色の花を咲かせます。赤い果実は7~8月に熟し食用になります。新葉から赤色を帯びており、秋には濃い赤紫色に変化します。このことから、ベニバスモモ(紅葉李)の別名があります。庭木として、花・葉ともに鑑賞価値のある木といっていいでしょう。花言葉は、誠意・忠実・貞節です。撮影:直方市福智山ろく花公園
Just another WordPress site