これはオキナグサ翁草、早春に細かく切れ込んだ羽状の葉が開くと、白い毛でおおわれた花茎を伸ばし、暗赤紫色の六弁花が数輪うつむき加減に咲いたあと、毛足の長い羽毛状のタネが固まってつきます。花の名は、花後にめしべが長く伸びてつくる白い毛のある実が老人(翁)の白髪にたとえられて名づけられました。オキナグサは花の盛りがすぎると、花茎を伸ばして上を向き、やがて花びらを落とし、めしべが伸びて実が見えるようになり、白い毛が風になびき、羽毛状になります。花言葉は、告げられぬ恋・何も求めない・清純な心です。撮影:直方市福智山ろく花公園