8月21日(金)シュウカイドウ

「手水鉢秋海棠の涙かな」

これはシュウカイドウ秋海棠、どこか繊細な雰囲気を漂わせ楚々とした草姿は和風庭園に植えても風情があり、茶人や俳人に親しまれてきました。昔は泣きぬれた美女の形容に用いられていましたが、そのかよわそうな花とは別に、丈夫で耐寒性もあるので半野生化しています。また花の垂れさがる様を「ヨウラク(仏像の首飾り)」に例えて、別名を「ヨウラクソウ(瓔珞草)」、 または愛する男性を待ち侘び、断腸の思いで流した涙が美しいシュウカイドウなったという中国の伝説から「ダンチョウカ(断腸花)」とも呼ばれます。花言葉は、片思い・可憐な人・繊細です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_8212