これはハマギク浜菊、茨城県から青森県にかけての太平洋岸の海辺に自生する野生菊の一種です。葉は肉厚で光沢がありますが、これは強い海風による水分の蒸発に適応したものです。すなわち、肉厚の葉に多くの水分を 蓄えると共に、ワックス様の表面の膜で蒸発を抑えています。学名をNipponanthemum nipponicumといいますが、学名のうちの属名(前半分)と種の名前(後ろ半分)の両方にニッポンが 入っていることからもわかるように、日本固有種で、古くから庭園の花としても人々に親しまれいます。花言葉は、逆境に立ち向かう・友愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園