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4月19日(日)リュウキンカ

「立金花還暦過ぎは足立てず」

これはリュウキンカ立金花、春から夏にかけて咲き沼地や湿地に群生する。水芭蕉の咲く頃、一緒に咲きそろう。名前は、金色のような黄色の花が立っているように見えるところから。また、流れに沿って群生する黄金色の花のようすから、流金花とも書く。花言葉は、必ず来る幸福・あなたと会える幸せです。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5324

4月18日(土)キモクレン

「木蓮や黄色で停止空瞻(まば)る」

これはキモクレン黄木蓮、モクレン科の落葉高木。カナダからアメリカにいたる北アメリカの東部地域が原産です。ハクモクレンやモクレン(紫色のモクレン)が咲き終わった5~6月ころ、葉の展開とともに花を咲かせます。つぼみは緑色で花が開くにつれて、 だんだん黄色に変化していきます。花言葉は持続性・恩恵・崇敬です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5757

4月17日(金)フゲンゾウ

「花乗りて普賢菩薩はゆらゆらり」

これはフゲンゾウ普賢象、サトザクラの仲間の1つである。葉の先は尖り、縁には重鋸歯がある。開花時期は4月の中旬から下旬である。花径が4、5センチある八重咲きの大輪で、花弁数は30枚から40枚くらいある。花の色はかすかに紅色を帯びている。葉化した2本の雌しべを突き出しているのが特徴である。名の由来は、それを普賢菩薩の乗る象の牙に見立てたものである。一総につく花の数は2、3輪である。散りぎわになると花芯が赤味を帯びる。花言葉はしとやかさです。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5717

4月16日(木)ギョイコウ

「桜にも異端児ありや緑髪」

これはギョイコウ御衣黄、花は特徴的な緑黄色であり、そこから次第に黄色からピンクへと変わっていく珍しい神秘的な桜。名前の由来は、花の色が高貴な貴族の衣裳の萌黄色(もえぎいろ)に近いためこの様な名前が付いたと言われています。ソメイヨシノより遅く、4月の下旬頃に緑色の花を咲かせます。花言葉は永遠優美です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5697

4月15日(水)ウンナンオウバイ

「目をおろし黄色眩き迎春花」

これはウンナンオウバイ雲南黄梅、縦横に伸ばした茎に春の芽ぶきと同時に花を付け、濃い黄色なので遠くから目を引きます。半つる性で垂れ下がり、花は5センチ位で枝に粗めに花をつけます。似ている花で雲南黄梅より小型の黄梅(おうばい)があります。江戸時代、春を迎える花として大切にされ、親しまれていたとされます。「迎春花」をそのまま用いてオウバイと読ませることもあります。花言葉は恩恵・控えめな美・期待です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5480

4月14日(火)ハナズオウ

「花蘇芳容姿端麗交す笑み」

これはハナズオウ花蘇芳、開花時期は 4/ 5 ~4/25頃、中国原産、江戸時代初期の頃に日本に渡来。葉が出てくる前にピンク色の小さい蝶形の花がたくさんかたまって咲く。蘇芳という言葉はマレー語のサパンから来ている。また、この蘇芳から名づけられたのは、この花の色が、神代から重要な赤色染料とされた”スオウ”の木の染汁の色に似ていることから。花言葉は喜び・質素・目覚めです。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5511

4月13日(月)ムスカリ

「ムスカリや春がやさしくなでていく」

これはムスカリ、地中海沿岸-南西アジアにおよそ40種が分布する球根植物です。水栽培でおなじみのヒヤシンスとは非常近縁の植物です。ムスカリの名前はギリシャ語の麝香(じゃこう)に由来し、ある種の花が強い芳香を放つところからきています。英名のグレープヒヤシンスは花姿がブドウの房のように見えるところにちなみます。花言葉は通じ合う心・寛大な愛・明るい未来です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5545

4月12日(日)センリコウ

「外は散り内は花咲く笑顔会」

これはセンリコウ千里香、花は大輪、一重咲きで淡紅色。開花期は4月中旬。花に芳香があることが品種名の由来となった桜です。桜の中で、オオシマザクラやヤマザクラの系統の桜には芳香があり、それらの交配で生まれた特に香り高い里桜は「匂い桜」と呼ばれています。匂い桜はソメイヨシノの出現まで大切に扱われ、「御所匂い」「八重匂い」「千里香」などの銘がつけられいます。花言葉は美麗・純潔・高尚です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5570

4月11日(土)ウコンザクラ

「退院を待ちし鬱金の里桜」

これはウコンザクラ鬱金桜、ソメイヨシノの開花の後、4月中旬~下旬に淡黄緑色で直径約4cmの花がやや垂れ下がって咲きます。黄色の花を咲かせるサクラで、名前は、ショウガ科のウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来し、それらと混同されないよう「鬱金桜」あるいは「鬱金の桜」と呼ばれることもあります。また、別名として「黄桜」「浅葱桜(浅黄桜)」などがありますが、これらの別称はギョイコウザクラを指すこともあります。花言葉は豊かな教養・善良な教育・しとやかです。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5556

4月10日(金)ヤエベニシダレ

「大空へ解き放たれし紅枝垂」

これはヤエベニシダレ八重紅枝垂、空へと上に伸びようとするのが植物の大半。こんなに美しいのに、下に向かって、垂れ下がるように咲きます。 染井より少し遅く、八重もあり、白っぽいピンクから、濃い紅色まで、さまざまと個性に溢れてもいますが、ウキウキするような華やかさは、どれも同じ。 京都平安神宮内の群生が、有名です。花言葉は優美です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5456

4月9日(木)キバナセツブンソウ

「ありったけ光あつめて節分草」

これはキバナセツブンソウ、芽生えのときに 2枚の子葉をだします。 総苞葉は柄がなく、大きく3裂し、さらに裂片が2~3裂します。葉はやや厚く表面には光沢があり、茎もセツブンソウより太く、全体にシッカリとした印象があります。黄色いガクが花弁状になり、普通6枚あって、花は上向きに咲きます。本来の花弁は黄色く小さな筒状になって蜜腺化しています。 袋果には果柄があり、セツブンソウが2~3個の結実であるのに対し、10個ほどが実ります。花言葉は気品・微笑み・光輝です。 撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5395

4月8日(水)オキナグサ

「入学式スマホやめるか情報化」

これはオキナグサ翁草、早春に細かく切れ込んだ羽状の葉が開くと、白い毛でおおわれた花茎を伸ばし、暗赤紫色の六弁花が数輪うつむき加減に咲いたあと、毛足の長い羽毛状のタネが固まってつきます。花の名は、花後にめしべが長く伸びてつくる白い毛のある実が老人(翁)の白髪にたとえられて名づけられました。オキナグサは花の盛りがすぎると、花茎を伸ばして上を向き、やがて花びらを落とし、めしべが伸びて実が見えるようになり、白い毛が風になびき、羽毛状になります。花言葉は、告げられぬ恋・何も求めない・清純な心です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5404

4月7日(火)チューリップ

「散りて咲き退院の朝チューリップ」

これはチューリップ、属名のチューリッパ(Tulipa)は、トルコ語のチュリパンtulipan(ターバン)が語源で、花形がターパン(頭に巻く布)に似ていることからつけられたものだとされます。これは1554年、初めてチューリップを見たオーストラリアの大使が通訳に花の名前を尋ねたとき、形がターバンに似ていると答えたのを、それが花の名前と勘違いしたことが始まりだとされています。花言葉は、思いやり・恋の宣言・博愛・名声・愛の告白です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5296

4月6日(月)ミツマタ

「清明や生きておられる貴方傍」

これはミツマタ三又、ジンチョウゲ科の落葉低木。中国が原産で室町時代のころ、日本に渡来したとされているようです。ただ、万葉集にもミツマタを詠んだとされる歌があり、 その辺は少し謎が残ります。コウゾやガンピとならぶ和紙の原料として有名です。とくにミツマタは1万円札の原料とか。名前の由来は、枝先が毎年3本に枝分かれしながら成長していくため。大変わかりやすいネーミングです。したがって、木の根元からの3分岐の数を 数えれば、基本的にはその木の樹齢がわかることになります。花言葉は強靭・壮健・意外な思い・永遠の愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5266

4月5日(日)ミツバツツジ

「暗闇に轟く光イースター」

これはミツバツツジ三葉躑躅、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。 ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。花言葉は節制・抑制のきいた生活・平和・自制心です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5328

4月4日(土)ハクトウノハナ

「受難日やベッドで祈る我が身なり」

これは白桃の花、モモは中国北部原産の落葉性小高木です。日本には、弥生時代の出土品の中から種子が見つかていることや、古事記や日本書紀の文献にもその名があることから、かなり古い時代に渡来したとされます。中国では邪気を払う魔力があるとされ、花桃の咲き乱れている不老長寿の理想郷「桃源郷」の伝説ともなっています。漢字の桃の字は木偏と兆ですが、兆は妊娠の兆しを意味し、日本でも3月3日に桃の花を飾るのは、女の子の健やかな成長を祈るとともに子孫を残すことを願っての飾りつけといわれます。花言葉は辛抱・忍耐・愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5374

4月3日(金)キクザキイチゲ

「うつむきて一輪草は寝てるかな」

これはキクザキイチゲ菊咲き一華、キンポウゲ科の多年草。低地から山地の明るい林に生える多年草です。別名、キクザキイチリンソウ(菊咲き一輪草)。3~5月ころ、茎先に1個の花をつけます。花径は3~4cm、花の色は白、淡い青、紫色といろいろ変異があります。 花弁に見えるのはすべて萼片で、10枚前後、花びらはありません。葉は野菜の春菊に似て、深い切れ込みがあります。春に花を咲かせ夏になると地上部は枯れて、後は地下で過ごす、いわゆる春植物スプリング・エフェメラルの一種です。花言葉は静かな瞳です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5387

4月2日(木)フデリンドウ

「筆竜胆そっと教える茶店あり」

これはフデリンドウ筆竜胆、リンドウ科の2年草。1年目はある程度成長した状態で越冬し、翌年花を咲かせ種子を作ります。乾いた日当たりにいい草原や山地を好んで生える花です。リンドウといえば一般には秋の花ですが、こちらは春に咲くリンドウです。4~5月ころ、5~10cmの花茎の先に漏斗状の青紫色の花をひとつから数輪咲かせます。他の植物の芽吹きにさきがけて花をつけ、それらが成長する ころには種子を周囲に飛ばして、子孫を残す作戦をとっています。フドリンドウもハルリンドウも花そのものはよく似ていて、花だけでは見分けるのが困難です。両者の大きな差はハルリンドウには根生葉があるのにフデリンドウにはないことです。花言葉は本当の愛・正義・誠実です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5389

4月1日(水)ベニスモモ

「四月馬鹿病院食で痩せもせず」

これはベニスモモ紅李、バラ科の落葉小高木。ミロバランスモモと野生のスモモの交雑により生まれたといわれます。3月下旬から4月ころ、サクラに似たピンク色の花を咲かせます。赤い果実は7~8月に熟し食用になります。新葉から赤色を帯びており、秋には濃い赤紫色に変化します。このことから、ベニバスモモ(紅葉李)の別名があります。庭木として、花・葉ともに鑑賞価値のある木といっていいでしょう。花言葉は、誠意・忠実・貞節です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_0939

3月31日(火)オキザリス

「外ピンクまだ療養のオキザリス」

これはオキザリス、秋から春に、小葉がハート形や線形をした葉の間からすらりと伸ばした花茎の先に、日が当たるとピンクや白、黄色などの5弁花を開き、曇りの日や夕方になると閉じます。花の名は、ギリシャ語のoxys(酸っぱい)で、葉や茎がシュウ酸を含み酸っぱいことから名づけられました。花言葉は、輝く心・喜び・あなたと過ごしたいです。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_5399