これはスパイダーリリー、原産地は西インド諸島および中南米に自生しています。異質な6本の花弁がまるで蜘蛛を思わせるような佇まいと良い香りのするヒガンバナ科ヒメノカリス属の半耐寒性球根植物です。開花時期は7月~8月ごろで日本に渡来してきた時期は不明です。一度目にしたら忘れたくても忘れられない絶大な存在感はピカイチです。中心のアサガオを思わせるような副花冠がとても美しいためにギリシャ語でhemen(膜=副花冠)calos(美しい)を組み合わせたものが学名となりました。人の手を加えていない野生種の花です。花言葉は情熱・あなたを見つめています。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはサギソウ鷺草、属名の「ハベナリア(Habenaria)」は、ラテン語の「habena(革ひも、手綱)」という意で、この属の1種の細長く切れ込んだ花弁と唇弁の形からついた名だといわれます。和名のサギソウは、この花の形が空を舞う白鷺を思わせることから「サギソウ(鷺草)」と名づけられました。または「シラサギソウ(白鷺草)」とも呼ばれます。優美な雰囲気をもつ花で、夜によい香りをただよわせ、清楚な姿は見る人の心を捉えます。また葉に白や黄いろの斑入り品種もあります。庭植えはむずかしいため鉢植えで育てます。花言葉は、純真・無垢・夢でもあなたを想うです。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはノリウツギ、属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。和名の由来は、樹液が和紙をすく際の糊に利用されたことと、枝の髄を抜くと空洞ができることからきている。 北海道ではサビタと呼ばれる。 サビタの花は、原田康子の小説「挽歌」に登場し一世を風靡した。 俳句では「さびたの花」「花さびた」が夏の季語である。花言葉はしとやかな恋人・乙女の夢。撮影:北九州市白野江植物公園
これはハナショウガ花生姜、ジンジャー・リリーともハナシュクシャ(花縮砂)ともよばれています。インド~マレーシア(東南アジア)~ヒマラヤ原産。ジンジャーリリーは甘いよい香りのする花で、切り花にすると部屋がよい香りがします。花は下から上の方へ向かって咲いてゆき、香りがよいので香料としても栽培されています。別名のシュクシャは漢方薬の縮砂とは別の種類で、香辛料のジンジャーとも別の種類です。寒さにやや弱いですが、暖地では庭植えで地上部を枯らせて越冬します。花言葉は、豊かな心・慕われる愛です。撮影:北九州市小倉北区
これはホオズキ、和名は「ホウズキ」、漢字で「(鬼灯、酸漿、あるいは、鬼橙、保々都歧)」と書きます。別名の『カガチ「輝血」(ヤマタノオロチの目)』は、赤く熟した実を大蛇の目に例えたものとされ、また「ヌカヅキ(額づき、奴加豆支)」との別名もあります。ホオズキには利尿や咳止め、解熱などの薬効もあり、古くから薬草として利用されてきました。生薬名は「サンショウコン(酸漿根)」です。属名の「フィサリス(Physalis)」はギリシャ語の「physa(膨れたもの)」の意で、実の状態を命名しています。英名は「Chinese lantern plant「チャイニーズ ランタン プラント」です。花言葉は、心の平安です。撮影:北九州市小倉南区
これはベゴニア、ベゴニアの葉は、ちょっと特徴のあるつやのある緑の葉です。よくみるとハートの形のようにも見えますが、左右対称でないことがわかります。これが、二人の心のすれ違いを表し「片想い」という花言葉の由来になったようです。それに相反して「愛の告白」という言葉があります。ずっと長い片想いの末の、告白の決心ということでしょう。バレンタインに贈るのにもピッタリな花です。ベコニアには、花びらがバラのように咲く種類もあるのです。日本ではチョコレートが定番のバレンタインですが、海外では花を贈りあうのが一般的です。男性からでも女性からでもいいですし、家族でも花を贈りあいます。撮影:北九州市小倉南区
これはトウガラシ唐辛子、属名の「カプシカム、またはカプシクム(Capsicum)」は、ギリシャ語の「kapto(かむ)」という意味で、トウガラシの苦味が舌を刺すような味がすることから。またはギリシャ語の「kapsa(容器・袋)」の意で、房の中が空洞によるためとの説もあります。和名は唐から伝わった辛子の意味から「トウガラシ(唐辛子、唐芥子)」です。ただ「唐」は単に外来を表す意味でも用いられます。花が少ない夏に重宝な植物で、鉢植えや花壇に、切り花として秋のイメージの演出に、またドライフラワーとしてもよく使われます。花言葉は生命力・旧友・雅味です。撮影:北九州市小倉南区
これはカンナ(Canna)、ケルト語の「杖・脚」(別説では「葦」)を意味し、カンナの茎が管状になっていることから、あるいはギリシャ語の「Kanna(葉)に由来するともいわれます。現在栽培されている多くは交配種で、原種と区別するため別名は「ハナカンナ(花かんな)」と呼び、あるいは「オランダダンドク(阿蘭陀檀特、漢名では曇華)」と呼ばれます。江戸時代に渡来しました。檀特は原種で公園や道路沿いによく植えられています。花は大型の唇のような形で、花に見えるのはおしべの変形したもので実際の花弁はほとんど目に付きません。花言葉は情熱・永遠・堅実な未来です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはヒゴタイ、日本が大陸と地続きだったころから分布する植物と言われ、植物地理学上貴重な存在である。 阿蘇の草原に咲くものがよく知られている。 貝原益軒の「大和本草」にも登場し、江戸時代の中期から栽培されていたことがわかる。 環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 近縁の栽培種として、ヨーロッパ原産の瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)がある。花言葉は実らぬ恋です。撮影:北九州市白野江植物公園
これはハス蓮、泥水が濃ければ濃いほど、はすの花は大輪の花を咲かせます。泥水とは人生におきかえれば、つらいこと、悲しいこと、大変なことです。ほとんど泥水ではなく、真水に近いようなきれいな水である場合、蓮の花は本当に小さな花しか咲かせません。大輪の花を咲かせるためには、ものすごく汚い泥水が必要です。蓮の花は泥水の中からしか立ち上がってこないのです。蓮の花とは、まさに人生の中で花を咲かせること、つらく悲しい思いがなければ、人間は悟ることがないのだ、ということを教えられたのだと思います。花言葉は威厳・高貴です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはカノコユリ鹿の子百合、日本原産で九州や四国などに分布するユリ科ユリ属の多年草植物です。開花期は7月から8月頃で、白い花びらにピンクのキレイな斑点が入る花がとてもキレイなため、古来から観賞用に栽培されてきました。江戸時代にシーボルトが本種の球根をヨーロッパへ持ち帰った事から海外でも知られるようになり、中国ではお菓子の原料として輸出されました。さらにアメリカではクリスマスに飾る生け花としても流通しました。名前の由来は、花弁のピンクの鹿ノ子絞りのよな模様が入る事からです。花言葉は、衰えることない華やかさ・慈悲深さです。撮影:北九州市白野江植物公園
これはユリ・イエロウィン、ゆりの甘い香りは副交感神経に作用して、新陳代謝を高め人体のホルモン分泌を促し、糖尿病・肥満等に効果があると言われています。色とりどりの花は心や身体のバランスを整えてくれるセラピー効果があります。白いゆりは神経の安定効果、赤や黄色のゆりは気分を明るくしてくれます。葉の緑は目の疲れを緩和し、安らぎを与えてくれる効果があります。花言葉は無垢・高貴・偉大です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはツバキの実、椿油は、微かに黄色味を帯びた色で、独特の匂いがあります。 含まれる脂肪酸のうち、オレイン酸の含有量が植物油の中で最も高く、約85%を占めています。逆に、リノール酸などの多価不飽和脂肪酸が少なく、ビタミンEも含まれているため酸化しにくい油と言えます。 また、軽い紫外線防止効果があり、中波長紫外線を吸収することが分かっています。椿油は、髪の手入れはもちろん、顔や身体の手入れ、アロマテラピーのキャリアオイル、食用など、様々な用途に使えます。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはレッドパウダーパフ、別名オオベニゴウカン(大紅合歓)。ネムノキ(合歓の木)の花に似ていて大型の紅色の花姿から。Calliandra はギリシャ語のkallos 「美しい」+ andros 「雄しべ」が語源で、「美しい雄しべ」の意味。haematocephala は「血の色をした頭状の部分のある」という意味。常緑低木。葉は羽状複葉で互生、小葉は細長い卵形。花のように見えるのは雄しべの集合体です。濃赤色に伸びた雄しべが多数集まって花径7~10㎝ほどの赤い化粧パフのような半球形状の頭状花をつけます。花後の実は豆果です。花言葉は情熱です。撮影:下関市園芸センター
これはヒオウギズイセン檜扇水仙、南アフリカケープ地方原産。学名の Watsonia は18世紀のイギリスの植物学者ウィリアム・ワトソン(William Watson)氏の名に因んで付けられた名称。和名はヒオウギズイセン:檜扇水仙であり、近い名称の植物にヒメヒオウギズイセン:姫檜扇水仙(クロコスミア、又は旧学名のモントブレチアで出回る植物)というものがある。学名は Crocosmia x crocosmiiflora という園芸交配種。似た和名と花の形から混同されることがあるが、アヤメ科ヒメトウショウブ属の全く別の植物であるため注意。花言葉は豊かな心・知性です。撮影:直方市福智山ろく花公園
これはチョコベリー(アロニア)、5弁の白い花を咲かせ、ブルーベリーに似た黒い果実をつけます。(完熟前は緑→赤→やがて黒)果実はアントシアニンを多く含み、その量はブルーベリーの2倍といわれています。健康食品やジャム、果実酒、アイスクリームなどに利用されます。味は酸味と渋みのあるリンゴのような味わいがあります。品種「チョキプル」は中生種、「チョキベル」は早生種。開花結実するまでには一年以上かかります。撮影:北九州市総合農事センター
これはニチニチソウ日々草、可愛らしい花姿のわりに性質は強健で、残暑が厳しくてほかの花が萎えているときでも元気に生育します。咲き終わると自然に落下するので、常にきれいな状態を保ったまま花を咲かせ続けます。属名の「カタランサス」は、ギリシャ語の「katharos(純粋な)」と「anthos(花)」の意です。和名は一つ一つの花命は短くても毎日花をつけるため「ニチニチソウ(日日草)」、または「ニチニチカ(日日花)」と呼ばれています。別名も同じ意から「チョウシュンカ(長春花)」です。花言葉は生涯の友情です。撮影:北九州市小倉南区
これはトマト赤茄子、花の名は、英名のtomatoからで、ホオズキの果実を指すメキシコ先住民(アステカ人)のナワトル語tomatl(膨らんだ果実)に由来しています。トマトは果実の色によって、甘味に富む桃色トマト、酸味が強い赤色トマト、黄色トマトの3つに大別され、果実の大きさによって、大玉トマト、ミニトマト、中玉トマトに分類されます。江戸初期に渡来しましたが、青臭く真っ赤な色が敬遠され、食用として利用されるようになったのは明治以降で、今では糖度が高く甘いフルーツトマトもあります。花言葉は会えたことに感謝しようです。撮影:北九州市総合農事センター
これはフクシア(釣浮草)、属名のフクシアは、「ドイツの植物学者3人の父」のひとりでもある「L.Fuchs(レオンハルト・フックス)」の名にちなみます。英名は「Fuchsia(フクシア、ヒューシアとも)」です。または、おしゃれなイヤリングのような花の形から『Lady’s eardrops「レディス・イアードロップ」(貴婦人のイヤリング)』です。和名は釣のウキに似ていることから「ツリウキソウ(釣浮草)」とも言います。またツボミが瓢箪に似ていることから「ヒョウタンソウ(瓢箪草)」で、「ホクシャ、またはホクシア」とも呼ばれています。花言葉は、激しい心・信頼した愛です。撮影:下関市園芸センター
これはセンニチコウ千日紅、花名の千日紅(センニチコウ)は、百日咲き続けるといわれる百日紅(サルスベリ)よりも、この植物の花期が長いとされることに由来します。もともと乾燥にも強いセンニチコウはドライフラワーにも最適です。花茎を長く切り取って束ね、風通しのよい日陰で逆さにつるしておくと、簡単にドライフラワーにできます。花言葉は永遠の愛・永遠の命・色あせぬ愛・不朽です。撮影:北九州市総合農事センター
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