これはヒメウツギ姫空木、初夏を飾る花として古くから親しまれています。ヒメウツギは全体に小柄でウツギよりもほっそりしているのでヒメウツギ(姫空木、姫卯木)といわれ、このヒメウツギやマルバウツギ、バイカウツギなどを総称してウツギといいます。ウツギは各地の山野に自生し、材は極めて固いので木釘や楊枝などに使用され、枝葉の煎汁は黄疸に効くといわれます。昔はこのウツギの花が咲く頃を合図に田植えの準備をし、雨が多くこの花が少ない年は凶作、ウツギの花が多い年は豊作だと占っていたそうです。花言葉は秘密・秘められた恋・夏の訪れです。撮影:直方市福智山ろく花公園