これはマンリョウ万両、センリョウとよく似ていますが、センリョウは枝の先端に実がつき、マンリョウは葉の下側に稲穂が垂れるようにつきます。果実は晩秋に赤く熟しますが、この赤い実は翌年の初夏まで落ちずに付いているので観賞期間が長く、また濃緑葉との対比が美しいのも魅力のひとつです。商売繁盛の縁起木として人気があり、お正月の床飾りになどに用いられてきました。属名の「アルディシア(Ardisia)」は、ラテン語の「ardis(槍先)」という意味で、雄しべの葯の形からといわれます。和名のマンリョウは、センリョウより実が美しく勝るものとして「マンリョウ(万両)」と名づけられました。花言葉は、徳のある人・寿ぎ・慶祝です。