これはリンドウ竜胆、属名の「Gentiana(ゲンチアナ)」は、紀元前、アドリナ海沿岸のイリリア王であった「ゲンティウス(Gentius)」が、この植物の薬効を始めて発見したことに由来するとされます。和名のリンドウは、漢方薬の「竜胆」からきたもので、この根を噛むと「熊の胆」以上の苦みがするので、その苦さを竜に喩えて「竜の胆」とされます。または音読みの「竜胆」が訛ってリンドウと名付けられたともいわれます。乾燥させた根は苦味健胃剤として生薬の「リュウタン(竜胆)」となり、消化不良や食欲不振、腹痛などの原料となり、現在でも薬用として栽培されています。花言葉は悲しんでいるあなたを慰めたい。撮影:北九州市小倉南区