これは蛇の目エリカ、花名は花の口元からおしべの黒い葯(花粉袋)がのぞいており、蛇の目模様のように見えることに由来します。ヨーロッパではエリカが荒野に多く自生するため、イギリスでは荒野を意味するヒース(Heath)、同じくドイツではハイデ(Heide)と呼ばれています。属名のエリカ(Erica)は、ホウキを意味するラテン語のエリック(eric)が語源で、エリカ属カルーナの枝でホウキをつくったことに由来します。花言葉の孤独・寂しさは、風の吹きすさぶ荒野に自生するエリカの姿からつけられました。撮影:直方市福智山ろく花公園