これはナニワイバラ難波茨、香りのよい大きな白い花を咲かせる。 花径7~8センチの5弁花で、真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。日本へは江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売された。 それが名の由来でもある。 近畿地方から九州にかけて野生化。 蔓は長く伸びれば10メートルにも達する。 蔓には鋭い棘がある。実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤橙色に熟する。 実は生薬で金桜子(きんおうし)といい、止瀉、縮尿などの薬効がある。花言葉は清純な愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園